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屋久島6-屋久杉ランド3/いろいろ

あちこちでオレンジ色に目立っているのはヒメシャラ。
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冬になると皮が剥がれてオレンジ色になるんだよ。
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くぐり杉
きっとこの二股の間には、倒木があったんだろうね。
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植生保護柵
ヤクシカの植物への影響を調べる為に設けられた柵。
ヤクシカは、屋久島には天敵がいないのでどんどん増えて農作物への被害も出ているんだって。
確かに、ヤクシカが入ってこられないこの柵の中は他の地面よりずっと植物が多い感じ。
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屋久杉ランドはけっこう広くて、いくつも有名な屋久杉が存在していますが
今日はそろそろ日も暮れてくるので小一時間で引き返しました。
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屋久島5-屋久杉ランド2/屋久杉の伐採と土埋木

屋久杉は1635年から伐採が始まったそうですが、当時は根元の数メートルは使用せず、まっすぐな部分のみを切り倒し、その場で小さな板に加工して運んだそうです。
板は屋根の“かわら”として使用されていたそうです。
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切り倒された木株びコケが生え、その苔に植物の種が着床して根をはり、大きくなった木々もあちこちでみかけます。
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伐採で使用されなかった幹や根株は土埋木と呼ばれます。
現在は屋久杉(樹齢1000年以上の杉を屋久杉と呼ぶ)の伐採はもちろんできませんが、この土埋木を許可を受けた人達が運び出し、競りの権利を持った人達が買い取り、それを使って工芸品が作られています。
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岩の上に芽を出し、グニュ〜と曲がってしまったけれど、持ちこたえて上にまっすぐと伸びた木。
強いね!
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前日(だったかな?)の雪が残っている屋久杉ランドです。
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屋久島4-屋久杉ランド1/花崗岩からなる屋久島

次は車を戻してヤクスギランド内を軽くトレッキング。
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屋久島はなんと、そのほとんど全てが花崗岩からできていて、それがわかる様子は島のあちこちにみられます。
たとえばこれ。
遠くの山の頂上ですが、剣の先のように飛び出ているのは木ではなく花崗岩です。
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1400万年前の昔に、巨大な花崗岩が盛り上がってできたのが屋久島なのです。


なので、土の部分は薄くてほんのちょっと。
雨や川で簡単にはげれてしまう栄誉の少ない岩山に植物やコケはしがみついて生きているのです。

植物は岩の上や切り株にはえたコケや土から芽を出し
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岩をまたいで根を長くしがみつくようにはり、土の養分を摂って成長します。
そんな事も、屋久杉の成長がゆっくりなひとつの理由なのかもしれませんね。
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それにしても、こんな大木の数々ががほんのわずかな土の上にそびえているなんてびっくりです。
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屋久島3-紀元杉

ゲロッピーして仮眠をとらなければならなかったのでかなり出遅れて予定が狂ってしまいました。
足(ぶつけた左足の小指)もけっこう痛いし、これじゃもちかしたらあまり歩けないかも?と気持ちが焦ったママはガイドさんに「すぐに見られる有名な屋久杉がありますか?」と。
まったくもう、旅行に来てまでセカセカ焦ってるママは情けないねー(笑)

でもそれに答えてガイドさんが案内してくれたのがここ。
【紀元杉】です。
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樹齢3000年の貫禄を感じます。
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屋久杉は本土の杉と違って成長がとても遅いらしいです。(本土の杉は3倍くらい早い成長)
なので屋久杉の年輪は実に細かく刻まれています。
ついでに、花粉も本土の杉よりずっとずっと少ないらしいですよ。

屋久島でも植林された杉はスッと高く伸びますが、屋久杉はゆっくり成長し、色々な形を造りこういうコブもできます。
この紀元杉のここのコブは、しきりのロープから手を伸ばすとやっとこささわれるので、みんなが触って色が濃くなっています。
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屋久杉の大きな特徴は、たくさんの他の植物が着生していること。
紀元杉にもこんなにたくさんの着生植物があります。
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反対から見た紀元杉。
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紀元杉は3000年経った今も、ちゃんと生きているんですよ!

屋久島2-安房川と屋久杉ランドへの道のり

屋久島には大きめな川がほぼ東西南北に十字状に4本流れているんだけど
これは東向きに流れる安房川。
橋の上から撮った海に向かう流れ。
川幅も広く、流れはゆったりとしていて、深さもかなりあるらしいよ。
(画面上は海)
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ところがですね、同じ橋の反対側から見た上流はこんなヽ(*'0'*)ツ
いきなりの上流です(驚)
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これが小さめな島を流れる川の特徴なのかもねー。

でもね、屋久島って、日本の中のいわゆる島としては9番目に大きいらしいよ。(504.88km² 周囲約132km)
実際、島の周回道路を走って、そこから登山道の入り口まで車やバスで登っていくので、どこにいくにも1時間か1時間半は車にのらないとならないの。
だから1日にあっちもこっちもは無理があるって痛感したよ。


さてさて、仮眠して復活したママは、仕切り直しで太古の森へと出発!


海の向こうに見えるのは種子島。
屋久島が1000m級の山がいっぱいで洋上のアルプスともいわれている(宮之浦岳は1936mで九州最高峰)のに対し、種子島は平たいので耕作地がいっぱいあるんだって。
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屋久島が1993年に日本で初めて姫路城・法隆寺・白神山地と共に世界自然遺産に登録されたのは
標高0mの平地から約2000mの山頂の中に、北海道から亜熱帯までの日本列島の気候と貴重な植物分布があることが高く評価されたらしいよ。
標高の高い所から、屋久杉に代表される針葉樹から高山植物→照葉樹→カジュマルまでが屋久島には生息していて、それを見て体感できるんだよ! すごい!!

実際、車で昇り降りするだけでも、自生している樹木の種類の違いがはっきりわかるんだよ。
ちなみに、屋久島の針葉樹は杉(スギ)、檜(ひのき)、樅(もみ)、ツガ(栂)、カヤ(榧)で、
杉、檜、榧(カヤ)はゆっくり大きくなるんだって。


屋久杉ランドへ向かう道すがら、あちこちにヤクザルさんがヽ(*'0'*)ツ
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大人から赤ちゃんまですごくたくさんいるんだよー(驚)
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屋久島1-寝不足酔い

年末仕事を深夜までかかってやりとげ、翌日に美容院やらネイルやらに一気に行き
爪はノルディック風のなかにちょいと屋久島テイストをとりいれたりしてみました♪
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さあ! ママの屋久島一人旅のはじまりはじまり〜♪
羽田空港は年末だけあってかなり混んでいました。
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鹿児島からプロペラ機に乗り換え、南に35分。
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屋久島空港は、とってもローカルなのんびりとした空港です。
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空港でガイドさんと待ち合わせをして、早速ヤクスギランドに向かう予定でしたが、
2週間寝不足で今日は1時間睡眠で飛行機にゆられたママは、なんか気持ち悪くてガイドさんの車の中で胃薬を飲みました。
その後、車にのって景色の良いところで降りて写真をとっている時に急に気持ち悪くなったママは胃薬をゲロッピーしてしまいました(汗)

こうなったらもうダメって感じで、観光を中断してホテルで1時間半の仮眠をとって体調を整えて出直しすることに(;´▽`)
寝不足っておばさんの体にはこたえるねー(ToT)ゞ