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必死で病院めぐり

胸水を1400cc抜いてもらって、9時まで酸素をかがせてもらって、呼吸が楽になるはずのべべちゃんでした。
事務所に戻って
ずっと点滴をしてもらっていたのでものすごい大量のおしっこもでて、すっきりして少し眠れたべべちゃんです。
でも、まただんだんに呼吸が荒くなって来てしまいました。
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13時に予約してあったかかりつけのながいき動物病院へ。
聴診や触診をし、心電図をとり、レントゲンをとり、血液検査をし、ステロイドを打ったり他にも何本か注射をし軽く輸液も。
先生は「呼吸も荒いし、昨日より良くないね」と。
真横にゆっくりと定期的に動く眼振もあるし、やはり脳の問題かも??とのことです。
(肺あたりの毛は、胸水を抜く為に刈られました)
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帰り道、藤の花がきれいに咲いていたので、べべちゃんに見せてあげました。
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しんどいでしょうに、なんて可愛いお顔なんでしょ!
ママは「きっと今日なんだ......」ってぼんやり感じました。
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とはいえ、もしかしたら良くなるかもしれません。
べべちゃんの為になることならなんでもしてあげたいと思い、針にも行きました。
西洋医学では何もできない状態であっても、東洋医学はそこからしてあげることがあるので。
こういう状態で針をすると、(良い意味、良い状態で)スパッと逝くかもよとのことでさすがに一瞬躊躇もしましたが、治療をお願いしました。

べべちゃんは全身の気、体を動かすエネルギーが落ちてしまっているとのことでした。
旅立ちにはたくさんのエネルギーが必要との事。
旅立ちが近いのだとすれば、スッと安らかに旅立てるようべべちゃんの気を集めて高めてもらわないと。
また奇跡がおこってすっかりよくなるかもしれないし。
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胸水を1400cc抜く

25日の夜、時間が経つにつれて息苦しさが増してしまったべべちゃん。
息が苦しくなると歯茎の色が土色になってしまいます。
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TRVA夜間救急動物医療センターの先生と連絡を取りながら、26日の午前3時頃に2回目の座薬をいれてあげて少し呼吸の荒さがやわらいだところでTRVA夜間救急動物医療センターへ。
(もいには無理矢理留守番をしてもらいました。初めての一人での留守番です)

ボコボコ、グー、ゴーという音が胸からすることがあるので、肺に水がたまっているかも?と伝えました。
べべちゃんの左肺は、お水でいっぱいでした。
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片肺でしか呼吸ができないような状態だったので息苦しく、酸欠になってしまい、それで発作を起こしたのかも?とのこと。
酸素をかがせてもらいながら、即刻エコーで確認しながら水か?血液か?乳びか?わかりませんがとにかくすぐに抜きはじめました。
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べべちゃんの肺にたまっていた水分は乳びでした。
心臓や血管等を傷つけないように慎重にでも手早く、エコーで確認しながらどんどん抜いてくれました。
(心臓や血管等を傷つけないように)乳びを少し残した状態でも1400ccも抜けました。
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白かった肺が、正常に黒く写るようになりました。
乳びに浮いたようになっていた心臓も、ちゃんと定位置にもどりました。
こんなに胸水がたまっていたから、ボコボコ、グー、ゴーという音がしたのですね。
べべちゃん、呼吸が苦しかったはずです。
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先生に「今回の判断は大正解でした。お母さんがべべちゃんの命を救ったのですよ。」と褒めて頂きました。

こんなになってしまうには何らかの原因があるわけで(循環をさまたげる腫瘍とか、どこかが傷ついているからとか)、でも、そんなのは二の次。
とにかくこれで呼吸が楽になるので良かった!
これで酸欠もなくなるし、酸欠が原因で発作を起こしたのならもう発作は起きないだろうし、もしかしたらまた立てるようになるかも?

ところが.....そんな希望をもてのも、残念ながら束の間でした。