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オーストラリア旅行5-クニヤ・ウォーク3 クニヤの伝説

※クニヤ(ニシキヘビの伝説)
昔々のその昔、エアーズロック(ウルル)にはクニヤと呼ばれるニシキヘビがいました。
クニヤは自分の卵が孵化しそうになると、エアーズロック(ウルル)の西側にある洞窟(クニヤ・ビティ)に戻り、新しい子供の誕生を待っていました。
ある日、クニヤの甥であるクカクカが毒ヘビの祖先・リルの放った槍によって命を落としてしましました。実際にはクカクカが掟を破ったことへの戒めでしたが、それを知らないクニヤは激怒し、リルとの激しい戦いが始まってしまったのです。
激闘の末、クニヤが棒を使って岩の上にいたリルの頭を叩き割り殺しましたが、リルに戦いで放たれた毒に侵され、クカクカをムティジュルの泉へ運ぶと自分も息絶え、ワナンビと呼ばれる虹色のヘビに姿を変えました。
今でもワナンビがムティジュルの泉に住み、水を枯らさずにいると信じられています。
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この岩面のニョロニョロは
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クニヤ(ニシキヘビ)が毒ヘビの祖先・リルを退治しに行くところだそうです。
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そしてこの岩の切れ込みは『クニヤが棒を使って岩の上にいたリルの頭を叩き割り殺しました』時にできた切れ込みだそうです。
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タニヤ・ウォーク終了後、現地日本人ガイドさんから日付入りのウルル、カタ・ジュタ国立公園の観光記念のカードをもらいました。
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ウルル(エアーズロック)は場所によって色々な姿や浸食を見せてくれます。
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撮影禁止の『男性の聖地』や『女性の聖地』もいくつかあり、それらの伝説は男性は男性にのみ、女性は女性にのみ語り継がれ、お互いの聖地の前を通る際にはその場所を見ないように通り抜けるそうです。