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ヴィクトリアの滝と南アフリカの旅-5日目/夕刻サファリドライブ4ライオン2

ジープはこのくらいの近さまで細木をなぎ倒しながらサバンナを入って行き、ポジションの良いところでエンジンを切って動物を観察します。
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ここは【クルーガー私営動物保護区】です。
国営の場所もあるそうですが、観光客には市営のほうが人気です。
国営は「道路」からしか動物を見る事ができませんが、市営はこうして通れる所だったらどんな所にも突き進み、動物達のなるべく近くに停車して観察することができるからです。

この日は暑いので、居場所が暑くなると数十メートル移動して少しハアハアしながら休み、また少しすると移動して...を繰り返すようです。
メスのライオンのうち1頭が移動すると、皆順に移動していきます。

メスのライオンに続き、オスのライオンが移動し始めました。
顔に傷があって、百戦錬磨という感じ。
【クルーガー私営動物保護区】のこのあたりを縄張りとするオスライオンは5頭(5ファミリー)いて、そのうちの14歳と9歳(だったかな?)のオス同士は衝突することもあるそうです。
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見てください!
ジープのすぐ横を悠々と歩くオスのライオン。
急に気が変わって襲ってきませんようにと心の中で思いながら、あまり身体を動かさないようにしながら目で追いました。
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ジープ(人間)を気に留めない様子に、百獣の王ライオンの余裕を感じました。
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これはライオンが獲ったキリンの骨。
数ケ所でこのような骨を見ました。
たまたまかもしれませんが、どれもキリンの骨でした。
中には真新しくてハエがたかっている皮付きのキリンの脚も。
ひえーっ、と思いましたが、野生の世界では通常の営みのひとつなのですよね。
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ライオンは少なくとも5日に1度くらいは獲物をしとめて食べたいそうです。
でもライオンのメスは狩りが下手だそうで、時にはもっと長い間食べられない事ももちろんあるそうです。

ちなみにメスが獲物を倒し、食べる順番はオス→子→メス→ハイエナ等→ハゲワシ