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トルコ.イタリア旅行-10/ウチヒサールと絨毯工場

カッパドキア一帯で最も高い位置にある「尖った要塞」という意味のウチヒサールという村をサッと見学。
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生まれて初めてラクダさんにものりました。
一歩一歩歩くたびにかなりの衝撃で(馬よりずっと上下する)、これでシルクロードを旅した人達は相当お尻や足や全身が痛くなったのではないかと推察されます。

のる時ははしごでのって、ほんの数十歩だけ歩いて戻り(笑)、降りる時にはラクダさんが膝をついてくれるのですが、その時の衝撃は相当で、危うく投げ出されるところでした。
落ちないように気をつけてねって言ってくれたらいいのに...でもきっとトルコ語で言っていたんでしょうね(笑)
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で、次は絨毯工場見学という名の『絨毯ショー』
今回の旅行を日本の旅行会社の人にアレンジしてもらう際に、絨毯工場の見学を組み入れるとガイド料を安くできますがどうしますか?ときかれました。
ガイドさんがお土産物屋さんに案内し、現地のガイドさんの会社がお土産物屋さんからバックマージンをもらうのはよくあることだときくし(テレビで○○旅行はお土産物屋さんに寄りません!とかCMしてますよね?)、別に見るだけで買わなければいいだけで...そうすればガイド料が安くなるのならとOKしたのですが。。。

そのセールス攻撃というか、その上手さと言ったらものすごかったです(爆)
ビデオで撮って、営業マンの人達の研修テキストにしたらいいんじゃないかと思うくらい。

1.まずは羊毛絨毯の織り方実演。
流暢な日本語で西郷さん(西郷さんに似ているトルコ人)が説明してくれた後に、ママにも織らせてくれます。
ここで、トルコ絨毯はペルシャ絨毯と織り方が違い一目ずつ結ぶのでとても丈夫でかつ手間がかかること等を学びます。
(1つ造るのに1〜3年、またはもっとかかるのだから職人さんに正当な賃金を払って職人さんの生活を守ってあげる為にも高価なのは仕方がない事なんだとスリコミをする(笑))
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2.次は絹糸の紡ぎ方教室
羊毛もいいけど、シルクはもっとずっといいんだよと学ばされます。
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3.大広間に場所をうつし、チャイですか?アップルティーですか?と聞かれているうちにあれよあれよと言う間に2人ペアの人が入れ替わり立ち代わり出入りし10枚ほどの絨毯が敷かれます。

4.西郷さんが『さあ! このなかで一番高い絨毯はどれだと思いますか? 当たったら差し上げますので、どうぞ靴を脱いで踏みしめて確かめてみてください。トルコ絨毯は踏みしめれば踏みしめるほど良くなります。』
ママは、よし!当てたろ!とまんまと引き込まれ(笑)、裸足になって踏みしめ感触をたしかめたり、ひっくり返して精密さを確かめる事しきり(爆)

で、ママは高いのから2番目を一番高いと思うと言ってしまって残念ながらハズレ。
(値段が書いてあるわけではないので、本当は当たってたかもね(^_-)-☆)

その間、西郷さんはママの反応をつぶさに観察。
ママがちょっと興味を示した素材、色柄のものを次から次へと2人ペアの人に支持し持ってこさせます。
その2人ペアの人の人達も実に訓練された動きで、シルクの絨毯等は正目で見ると淡い色、それを2人が踊るように機敏な動きで180度回転し、逆目で見せてくれるとグッとシックで濃いめの色に早変わり。
パフォーマンスと言ってもいいくらいです。

うちはワンコのためにわざわざタイル床にしているんだから絨毯はいらないし、置き場所なんてどこにもないんだし、お金がないんだから絨毯なんて贅沢品は買えないのといってもそんなことは西郷さんにの耳には右から左でおかまいなし。

広い広間はごらんのとおり様々な絨毯で埋め尽くされます。
ちなみにママが一番気に入ったのは手前のブルーっぽいの。(シルク)
これ、正目で見ると薄いブルーと淡いピンクでとってもキレイなんです。
が、百万以上するのでとてもとても買えないし、それに本当に敷く場所がないからいらないし。
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。。。でもね、ママ、結局西郷さんに負けて結局買っちゃったんです(爆)
ずっと小さくてお安いのだけど、ベッドを降りた所に敷くサイズのと実家へのお土産を(●^皿^●)

ママはおばあちゃんになったら、怪しい壺を何十万も出して買ってしまうタイプなのかも?しれません(笑)

まぁ、絨毯は気に入ったから買ったんだけど。。。。それにしてもトルコ絨毯に全く興味がなかったママに興味を抱かせ、結局は高くない小さいものとはいえ買わせるに至った西郷さんの営業力ってすごいと思ったママです。